クラスタ・ネットワーク構成の比較

クラスタネットワーク構成例1

構成例1---全ノードをスイッチに直結

パフォーマンスが望めず、管理の手間も多くなる

メリット

  • 配線が単純。
  • 低コストで構築できる。

デメリット

  • MPI通信の帯域が確保できず、計算パフォーマンスが低下する。
  • 多くのIPアドレスの確保が必要。
  • セキュリティを保つ工夫が必要。

構成例2---ヘッドノードがルータ

低コストでシンプルだが、計算パフォーマンスは望めない

メリット

  • 配線が単純。
  • 低コストで構築できる。
  • セキュリティを確保しやすい。

デメリット

  • ヘッドノードにネットワーク負荷が集中する。
  • MPI通信の帯域が確保できず、計算パフォーマンスが低下する。

クラスタネットワーク構成例3

構成例3---全ノードに2つのLANポート

計算パフォーマンスは望めるが管理の手間が多め

メリット

  • 計算パフォーマンスが望める。

デメリット

  • コストが高くなる。
  • 配線が多くなる。
  • 多くのIPアドレスの確保が必要。
  • セキュリティを保つ工夫が必要。

クラスタネットワーク構成例4

構成例4---全ノードに2つのLANポート+ヘッドノードがルータ

計算パフォーマンスが望め、構築後の安定稼動も容易

メリット

  • 計算パフォーマンスが望める。
  • セキュリティを確保しやすい。
  • 運用管理が容易。

デメリット

  • コストが高くなる。
  • 配線が多くなる。